年の初めの一つの儀式に「年賀状」のやりとりがあります。これには最近賛否両論があり、ただの儀式であり意味がないとも言われることがあります。しかし、年賀状を読みながらあらためて「では、この人たちと儀式でなく別の手段で、特に手紙で日常的に近況報告なり何らかのやりとりをしていたか」と考えてみるとほとんどの人とはしていません。また、普段会っている人ともあらためて自分の考えを伝えているかというとそうでもありません。その意味で「年賀状」にはそれなりの役目があるのかもしれません。それと同じように、昨年の「個人面談」について私たちは保護者と普段コミュニケーションを取れているから必要ないのではないかと思っていましたが、保護者の方からはもちろん、職員の方からもとてもやってよかったという声が聞かれました。
幸福とは語源から言うと「海の幸」「山の幸」がいっぱい授かることから、物的に充ちている気持ちを表しているそうです。しかし、これを「しあわせ」という場合もありますが、この場合の漢字は「仕合わせ」と書き、人との出会いが多くあるときの気持ちを表すといいます。また、いろいろな人との出会いが人を成長させます。今年はぜひ、子どもたちにとってしあわせな年になってほしいと思います。
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