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HOME 子育て講座 保育方針の違いはその園のカラー みんな同じでなくていい


 
● 保育方針の違いはその園のカラー みんな同じでなくていい ●



【出席者】
藤森平司(せいがの森保育園園長)
高橋恵子(なかの幼稚園園長)
西村美子(長池小学校・養護教諭)
林 茂子(長池小学校・専科)
大町博子(長池小学校・2年担任)
神野節子(長池小学校・1年担任)
貝塚志織(めじろ保育園)
榎本真実(真理学園幼稚園)
篠宮秀春(省我保育園・保父)
浅沼則子(せいがの森保育園・看護婦)

注:幼児の指導『ラポム』(学習研究社)(1998年2月号原稿)
注:1997年10月7日 せいがの森保育園「コミュニティールーム」にて




浅沼
保育園と幼稚園での違いはもちろん、個々の園によって保育方針がかなり違うと思うのですが、1年生がいろいろなところから集まってきたとき、その違いで困ることはないですか。

大町
そういう違いで困ることはないですね。それぞれの色は確かにありますけど、それはその園の特徴ですから。最初のうちこそ園のカラーがありますが、そのうち子どもの個性の方がそれを超えてしまいますから。むしろ、みんなが同じというほうがおかしいですよね。

西村
うちにも小学生の娘がいるので、ここは親の立場でお話させていただくと、娘の入学した小学校にはメロディオンなど音楽に熱心な幼稚園の子が多くいて、うちはのびのびあそばせてくれる保育園でしたから、そういう指導は何も受けていません。最初はできなくて泣きましたね。親子でとても辛かったです。夜泣きながら練習したり。でもそのかいあって、なんとかみんなに追いつきましたけど、あれで音楽嫌いにでもなったりしたら、とっても不幸ですよね。

高橋
うちも何もやっていないのですが、お母さんにこういっているんです。「最初はみんなと同じように上手にハーモニカ吹けないかもしれない。でも気にしないで。差があって苦労するかもしれないけれど、最初だけよ。1学期が終わったらみんなと同じよ」って。お母さんも「やっぱりそうでした」と言ってきますから、一言こちらが言っておいてあげると、いざというとき気持ちが楽かもしれませんね。

藤森
たしかにある程度経験の差は出てくるでしょうね。絵に力をいれているとか、作文を書かせるとか、跳び箱がすごいとか。でもそれに費やしている時間、ほかの大切なことを学んだり経験していると思ってくださいと話しています。

榎本
学校が終わって、1年生が遊びにくると「自由になんでもできないんだよ」って言うんです。小学校ってそんなにきついのかな。それじゃ、幼稚園でやりたいようにやらせるより、規制を体験させておいたほうがいいのかなって思うのですが、どうなんでしょう。

大町
許される範囲内で好きなことをやっていいのよ、というのは子どもにとっては幸せなことですよね。むしろ存分にやらせてあげてほしいですね。小学校も自由にさせているつもりなのですが、自由の基準が違うのでしょうね。子どもたちが、学校という新しい環境の中に自分を置いたとき、当然、規制があります。でもそれは、一つひとつ段階を踏んで習得しているものですから。きめつけてしまうのはいけないことですが、子どもは思いっきり好きなことをやった時期がないとダメなような気がしますね。どこかで自分が思いきり楽しめたぞ、という時期があったからこそ、学校ではそれができない辛さも感じることができるわけです。親や先生にしてみると辛い言葉ですけれど、子どもの一つの成長ですからね。

藤森
そういうふうに思っていただけるのは非常にうれしいですね。その年齢に必要なことを思う存分やらせてあげることって、大事なんですよね。幼稚園・保育園が小学校にいってうまくやるための予備校ではないのですからね。そのかわり小学校では順に、ルールを覚えるとか、時間を守るといったことを学んでいく時期ということですね。 これからは、地域ぐるみで子どもを育てる環境をつくっていかなければならないと、つくづく思いました。そのためには、小学校と幼稚園・保育園が、もっと交流を深めていくことが必要ですね。



岐阜幼稚園へのお問い合わせは gifuyou@aqua.ocn.ne.jpまで:

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